出産時の体重と同じ重さで作るくまのウエイトドール
私の結婚式での両親へのプレゼントは、よく出産した時にお祝いであげたり作ったりする、出産時の体重と同じ重さで作るくまのウエイトドールです。
本来、結婚して両親にプレゼントする物ではないのですが、母がぬいぐるみ好きだったという事と、 私を産んで育ててくれてありがとう、という気持ちと、私がいなくなっても私が産まれたあの日の事を忘れないでね、という気持ちから選びました。
このプレゼントを貰った母は、とても大切そうにこのぬいぐるみを胸に抱いて、ハンカチで目元を押さえていました。
母がしばらくして父にこのぬいぐるみを渡すと、父も「こんなに小さかったんだな」とつぶやいて泣き笑いしていました。
後日、「こんなぬいぐるみがあるなんてねぇ…あんたが産まれた時、こんなに小さくて、重かったんだっけ…」と、その子を赤ちゃんのように抱いて愛おしそうにしていました。
そのぬいぐるみは、今も毎日リビングの真ん中にあるソファーで、でんと座っています。まるで結婚する前の私のように、です。
予想外だったのは、母よりも父の方がこのぬいぐるみを大変可愛がり、しょっちゅう抱っこしてテレビを見たりしている事です。
時々なぜか昼寝の枕にもなっているようですが(笑)。とにかく両親は予想外のプレゼントを大変喜んでくれたようです。