遠く離れた場所に住む家族を一つにつなげる湯飲み
一つにつなげる湯飲み
ご新郎とご新婦のそれぞれの両親は、どちらも遠方にお住まいでした。新郎新婦は東京、新郎両親は名古屋、新婦両親は北海道とそれぞれが遠方にお住まいの方々でした。
結婚式でお互いの両親に会えることがお二人も大変楽しみの様子でした。両親が来たらここに連れていきたいねなど、両親と仲が良いのが伝わってきました。
そんななかなか会う機会がないご両家に、何かお揃いのもので、この記念品を使えばお互いの家族のことを思い出す。そんな記念品としてお渡しをしませんか?と提案させていただきました。
記念品は、両家で使えるもので、なるべく日常で使えるものということで「湯飲み」をプレゼントすることにしました。湯飲みはお二人が「自分で作ります!」と、陶芸教室に通われ一から勉強をして作成をすることにしました。
一生に一度だから、結婚式の日も忘れてほしくないからと、結婚式のテーマカラーの「ブルー」の色味を湯飲みに入れることにしました。
新郎新婦が、この湯飲みを手作りしたかった理由はもう一つありました。湯飲みの裏にメッセージを書くのが希望だったためでした。
手紙を読むのは恥ずかしくてできないからと、湯飲みの裏にシンプルに「ありがとう」のメッセージを記載することにしました。
「ありがとう」とメッセージはシンプルですが、手作りをしたご両親への思いの深さや両家を思う気持ちが入っている分、この湯飲みには、メッセージの「ありがとう」以上の思いがたくさん入っていますね。
これで、この湯飲みを見ればいつでもお互いの家族や相手の家族を思い出し、思いやることができると両家のご両親にも、喜んでいただけました。
この湯飲みは、両家の両親だけではなく、新郎新婦もお揃いのものを使用することにしました。
遠く離れて暮らすお互いの両親と一緒のものを使っていると思うだけで、なぜか安心した気持ちになりますね。きっとこの家族も同じ気持ちを抱いているんだろうなと温かい気持ちになりました。