思い出から未来へ手作りアルバムのプレゼント
手作りアルバムのプレゼント
こんにちは、ウェディングプランナーの幸子です。
新郎新婦様はもちろん、ご両親、親戚・ゲストの方々にとって待ちに待った結婚式。
最高潮に盛り上がる結婚式のラスト、新婦の手紙と両親への花束贈呈。新婦がサプライズで花束と一緒に渡したのは、感謝と愛情がたっぷり詰まった手作りのアルバムでした。
初めの打ち合わせの際にはその計画はまだなかったのですが、新婦が生まれたばかりの息子さんを連れてご実家へ里帰りをしている際に思いついたそうです。
ご両親にとっては初孫でとても嬉しそうにあやしている姿を見て新婦の写真だけではなく、息子さんの成長の過程の写真もアルバムに入れようと新郎と話し合われたそうです。
可愛いお孫さんの写真も見られるなんておじいちゃん、おばあちゃんにとっては何より嬉しいことですよね。
また、自分の幼いころの写真を探していた際、たまたまご両親の若いころの写真も見つけたそうです。働き始めの若いお母様の写真、お父様と出会った後に2人だけでデートをしている貴重な写真。
新婦のお母様が結婚する際に一緒に自分の子どもの頃のアルバムを持ってきたそうなのですが、なんと白黒写真!そのエピソードだけで結婚式に関わる人たちの歴史を感じることができますよね。
その時に親・娘・孫と脈々と受け継がれていく時代の過程を1冊に残していくということで、アルバムの名前を“○○家・家族の軌跡”と決めたと新婦は話されていました。
私は10日前の最後の打ち合わせでお預かりをする際に見せていただきました。
スクラップブッキング用のリングノートに、マスキングテープやお花のシールでデコレーションされた素敵な仕上がりでした。新婦に聞くと、写真をカットするのはもったいなかったので、フォトスキャンというアプリを使ってデータを取り込みオンラインストアでネット注文したそうです。この方法ならどなたでも大切な写真を使用することができますね。中身も、“親と娘”から“母と子”という新しい家族を形作っていく流れを見てご両親の感動する様子が想像できました。
そしていよいよ結婚式本番、全25ページに渡る愛情たっぷりのアルバムはサプライズとしてご両親へプレゼントされました。とても驚いていたご様子でしたが、涙ぐまれながら嬉しそうに受け取ってらっしゃいました。話に聞くと今でも、ページをめくって親子で思い出を語り合っているそうです。いつまでたっても色あせない、人々の心に残るサプライズプレゼントになっていました。