結婚式のお礼返し その2
[ 心 付 け ]
お世話になる人たちに感謝の気持ちをこめて渡す「心付け」。大切なのは金額よりも気持ち。バタバタしていても渡しそびれることがないよう気をつけて。
- 担当プランナー 準備〜当日まで、ふたりの一番近くでサポートしてくれる頼れる存在。誰よりもお世話になっているはずだから、精一杯の感謝の言葉と心を尽くしたお礼を。
- 介添人 新婦の身の回りをサポート。会場スタッフに依頼するのが一般的だが、姉妹などの身内や細やかな気遣いができる新婦の親しい友人に依頼する場合も。
- 司会者 披露宴をスムーズに進行させる重要な役目なので、プロに任せたほうが安心。友人に頼むならそれぞれ1名ずつ、転機が効く話し上手な人に!
- キャプテン・会場スタッフ 大切な1日を影で支えてくれるスタッフ。サービス料として料金に含まれている会場もあるけど、気持ち良く働いてもらうためにも渡しておきたい!
何を?いくら?
-
担当プランナー
・現金orギフト(両方でもOK)
・「寿」または「謝礼」と記入 -
介添人
・現金orギフト(両方でもOK)
・「寿」または「謝礼」と記入 -
司会者
・現金orギフト(両方でもOK)
・「寿」または「御礼」と記入 -
キャプテン・会場スタッフ
・現金orギフト(両方でもOK)
・「寿」または「謝礼」と記入
渡すタイミング
-
担当プランナー
・挙式・披露宴前
・披露宴中もあり -
招待した側の親から
・披露宴前
・最後のあいさつ後 -
新郎新婦から
・披露宴前
・披露宴後 -
招待した側の親から
・披露宴前
・後日
誰が?どうやって?
- 新郎新婦から 基本的には開始前に渡すものだけど、披露宴中、サプライズ演出のひとつとして渡すパターンも感動を誘う。後日にするなら「謝礼」として渡そう。
- 新婦もしくは新婦の親から できるだけ最初に顔を合わせた時に「本日はお世話になります。ほんの気持ちです・・・」と言って、新婦か新婦の親から手渡そう!
- 新郎新婦から 当日の最終打ち合わせ後か、最後のあいさつの時に渡す。披露宴中には食事をしてもらえないので、食事の時間を設けるなどの配慮も。
- 新郎新婦から 複数のスタッフがいる場合、披露宴開始前に責任者(バンケットキャプテン)に「スタッフの皆様で」とひと言添えて渡して。
その他「心付け」
カメラマン
・「御祝儀」or「寿」と記入・3,000円〜5,000円
・撮影が始まる前・新郎新婦から
美容・着付師
・「御祝儀」or「寿」と記入・3,000円〜10,000円
・支度前・新郎新婦から
ピアノ奏者
・「御祝儀」or「寿」と記入・余興の場合は不要。演出の場合は5,000円〜10,000円(長時間の場合は1万円〜3万円)
・披露宴前・新郎新婦から
[ お 車 代 ]
主賓や遠方から訪れるゲストなどへの気遣いも大切。宿の手配やスピーチの御礼を電話で伝えることも忘れずに。
- 遠方ゲスト ふたりのために遠方から参加してくれるゲスト。親族や友人間の慣習に従った金額を。チケットを手配する場合は、招待状の送付後に別便で送ろう。
- 主賓・乾杯・恩師 両家1名ずつ、上司や恩師に依頼するのが定番。最近は新郎側の主賓が主賓のあいさつを、新婦側の主賓が乾杯の音頭をとるケースが増えている。謝礼の意味も込め、お車代として感謝の気持ちを込めて渡そう。
[ 何を? いくら? ]
-
遠方ゲスト
・現金
・「御車代」と記入 -
主賓・乾杯・恩師
・現金
・「御車代」と記入
[ 渡すタイミング ]
-
遠方ゲスト
・受付時
・受付後 -
主賓・乾杯・恩師
・受付時
・受付後
[ 誰が? どうやって? ]
-
遠方ゲスト
・現金なら当日、受付にて
・チケットなら新郎新婦から事前送付 当日、受付係から渡してもらうとスムーズ。家族にお願いして披露宴中にテーブルを回って、お礼の言葉とともに渡してもらっても好印象! - 主賓・乾杯・恩師 ・招待した側の親から 両親から「本日はありがとうございました」と、丁寧にお礼を述べて渡してもらう。全員に渡すものではないので、そっとスマートに!
- お祝いをくれた人 披露宴に招待できず、お祝いやご祝儀のみをいただいた人達。職場の仲間や関係先の知り合いなど、連名でお祝いをくれた人も含まれる。
- 出席したゲスト 無事結婚式が迎えられたのもみんなのおかげ。今後もずっとお世話になる人だから、式後にもしっかり感謝の気持ちを伝えて。親族への式後フォローもカギ!!
[ 何を? いくら? ]
-
お祝いをくれた人
・ギフト
・もらったものの半額程度 -
出席したゲスト
・結婚報告はがき・当日の写真
・お礼の言葉を添えて
[ 渡すタイミング ]
- お祝いをくれた人 ・式後、1カ月以内
- 出席したゲスト ・式後、2カ月以内
[ 誰が? どうやって? ]
- お祝いをくれた人・新郎新婦から 品物でのお返しが基本!お祝いをいただいたお礼と、別便で品物を送ったことを書き添えた礼状を前もって送るのがマナー。
- 出席したゲスト・新郎新婦から 式当日にゲストと一緒に撮影した写真をプリントして渡すと喜んでもらえる。集合写真や2ショット写真を使った報告ハガキも必須!
その他「お返し」
リングボーイ・フラワーガール
・品物、おもちゃなど、年齢に合わせたもの
・披露宴中or後日
・演出のひとつとして盛り込めば微笑ましいシーンに
手作りしてくれた人
・材料費3,000円〜5,000円+ギフト(最低でも材料費は負担)
・受け取った時or披露宴後
・後日に渡す場合は、食事に招待するケースも多い。
ま と め
大切なのは金額ではなくて気持ち。とは言え、相手に伝わらなければ意味がない。マナーをきちんと理解した上で、大切な人たちに感謝の気持ちをカタチにして届けよう。