結婚報告のマナー
「両親・親族」への報告
親・兄弟姉妹・祖父母・親戚。一番に報告するべき人達なので、しっかりと準備したい。親戚への報告方法は親とよく相談して。相手がどんな人なのかもきちんと話そう。
いつ?お互いに結婚の意志を確認し合ってから。
どのように?まずは自分の親に報告。その後予定を合わせて、お互いの両親の元へ訪問を。親族には両親から報告してもらっても良い。
「職場」への報告
直属の上司・その他の上司・先輩・同僚・後輩。どこまで報告するべきなのかは、会社の通例もあるのでよく確認して。報告する前に結婚式に招待するかどうかも考えておこう。
いつ?両親への報告を終えてから
どのように?自分の職場での報告ルールにきちんと従おう!大切なことだから直接伝えたい。まずは直属の上司から。報告する順番に要注意!
「友人」への報告
一番報告しやすいのに、結婚式への招待等を考えるとタイミングに迷う友人。伝えそびれると後の関係に影響することも・・・!今後の付き合いも考えて、きちんと報告しよう!
いつ?両親・職場への報告を終えてから。
どのように?直接会って報告したいけど、付き合いの深さや状況によってはメールもOK。柔軟に対応して。
報告におけるそれぞれのルールを守ることも大事だけど、基本的に大切なことは、TPOをわきまえ、相手を想う気持ちを心に節度ある行動をすること。
次ページからのGOODとBADの例を読んで、報告の仕方を考えてみて!
- 両親・親族
親の気持ちにしっかり寄り添い、今まで育ててもらった感謝の念を心に、誠意ある言葉でふたりの気持ちを伝え、安心してもらえるような対応をしよう。 - キホンのダンドリとポイント
- まずは自分の親に報告!
結婚の意志を確認し合ったら、なるべく早い段階で、自分の親に報告を。直接会えない場合でも、なるべく早めに電話等で報告しよう。 - 訪問前の準備をしよう
お互いの親の都合を優先して日程を決めよう。訪問の時間、手土産の好みをお互いに確認し準備して。なるべく日にちを空けずに両家を訪問しよう。 - まずは女性宅を訪問
彼女の家を先に訪問するのが一般的。親の都合や日程が合わず先に男性側になる場合は、事前に了解を得ておくと印象も良くなる。早めの準備を心がけて、服装や身だしなみを確認しよう。 - 結婚の承諾を得る
一番緊張する場面。事前にセリフを考え、練習しておくと安心!大げさな言葉は要らないけれど、彼女や彼女の家族を幸せにしたい気持ちをしっかり伝えよう。 - 帰宅後、お礼の連絡を!
帰宅したら、その日の内にお礼の連絡を。基本は電話で良いけれど、改めてお礼状を送ると、さらに誠意が伝わるし、親も安心するよ。
女性宅へ訪問後、男性宅へ。
訪問の心構えは同じなので、相手方への敬意を持ち、失礼のないように心がけて。
自分の両親へ報告
-
結婚準備の第一歩。
照れや甘えがあるかもしれないけれど、改まった姿勢で丁寧に報告しよう。直接会って話せるのがベストだけど、そうできない場合は電話でも良い。メールや留守番電話はできるだけ避けて。
きちんと報告を! -
お互いのことを事前に
相手に自分の仕事内容や家族構成などを親に事前に話してもらっておくと、後の自己紹介がスムーズ。事前に情報交換しておくと、話題に困らないし、気まずい沈黙も流れない!
話しておくとスムーズ!
女性宅を訪問
-
いきなりの訪問は
突然相手を連れて来られても親はビックリするもの。親にも予定や都合があるから、きちんと確認してから訪問する日程を決めよう。もちろん優先するのは親の都合。親だからと甘えず、親しき仲にも礼儀を正そう。
絶対に避けよう -
手土産は必須!
お互いに好みのリサーチは必須!!お菓子やお酒、地元の名産品などが一般的。3,000円〜5,000円が相場。部屋に通された時に渡すのがベストタイミング。相手の家の近くで買ったり、玄関で渡すのは失礼だから注意!
相手の好みに合わせて -
何のための訪問か
あまりまごまごしてもいけない。部屋に通されてから20〜30分くらいを目安に、結婚の意志を伝える話を切り出すのが無難。切り出すきっかけとなる合図を決めておくのもいいかも。姿勢を正して挨拶しよう。
目的をきちんと告げて! -
帰宅後には、
帰宅したら必ずお礼の電話をしよう!改めてお礼状を送るなら、相手を想う気持ちがもっと伝わるはず。挨拶の際の具体的なエピソードを含めるとなお良し。メールでもいいけれど、その際は改まった文面で。
電話or手紙でお礼を!
男性宅を訪問
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なれなれしい態度は
相手の両親といくら仲が良くても、結婚の挨拶の場で馴れ馴れしくするのはBAD!会ったことがある場合、普段は愛称等で呼んでいたとしても、親の前では「●●さん」と呼ぼう。相手方の両親も「●●さんのお父さん・お母さん」と呼ぶべき。
避けよう -
彼と一緒に歩んで
切り出すのは男性からの方が良い。彼が親に「この人と結婚したい」と伝えた際に、きちんと目を見て「●●さんと一緒に頑張っていきます」と、自分の決意を伝えよう。
いく決意を伝えよう!
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★どんな服装で行けば正解なのかわからない!
人生における大切なタイミングだから、男性はダークスーツ、女性はスーツや ワンピース等のフォーマルな装いが基本。靴下はなるべくおろしたてを。 女性はストッキングを忘れずに。清潔感のある服装が好ましい。 -
★
結婚の反対にあってしまった!そんな場合はどうする?
まずは反対する理由をきちんと聞くようにしよう。その後ですぐに返事をもらおうとはせずに、 「また出直します」と伝えて。そのあとふたりで相談し、許してもらえるまで、親にきちんと 想いを話そう。ふたりでしっかり話し合い、再度訪問のお願いを申し出よう。 -
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お酒が苦手・・・、勧められたらどうする?
食事をともにする場合、お酒が出されることも。アルコールが苦手な場合は、前もって伝えて おこう。無下に断らず、できればパートナーから柔らかく伝えてもらうほうが無難。 -
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宿泊を求められた!そんな場合はどうする?
夜遅くなる場合、宿泊を勧められることがある。
相手側の迷惑にならないようであれば、感謝を伝え、受けても良い。 -
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授かり婚の場合、何て言ったら良いの?
「妊娠したから結婚します」では、仕方なく結婚するという印象に。まずは結婚したいという 意志を伝えた上で、「新しい命を授かっています」と報告を。これからの決意をしっかり話せ ば理解が得られるはず。
自立した大人として、誠意をもって報告することが大切!
ふたりにとっても、親にとっても結婚は大きい出来事。これから新しい家庭を築く大切な節目な のだから、”子ども”ではなく自立した”大人”として報告しよう。親の気持ちに寄り添い、相手にも 相手の親にも誠意を持って接すれば、新しい絆もきっと深まるはず。