夫も私もそれぞれに手紙とともにプレゼント
結婚式の中でクライマックスとなるのは、やはり、両親への手紙の朗読の場面ではないでしょうか。
この両親への手紙の朗読は、花嫁だけが行うことも多いですよね。私たち夫婦が結婚式を挙げた際は、新婦の私だけでなく、新郎である夫も両親への手紙を読みました。また、プレゼントも、それぞれ自分の親に渡しました。
これは、私が言いだしっぺです。自分だけが手紙を読むと、なんだか自分の両親だけが脚光を浴びてしまう感じがしてしまうように思ったからです。夫の両親も、これまで深い愛情をもって夫を育ててきてくれたわけですから、同じようにしたいと思ったのです。特に、男の人は照れてしまって、なかなか普段から両親に感謝の気持ちを伝えるようなこと、ないですよね。だからこそ、結婚式という場で、きちんと感謝の気持ちを伝えてみるとよいと思ったのです。
当初、私の考えを聞いた夫は、手紙なんて恥ずかしくて読みたくないと言っていたのですが、私が「一生に一度のことだし、短くてもいいから、きちんと親に感謝の気持ちを伝えようよ」と説得し、最終的には手紙を読むことになったのです。
夫は、山の散策が大好きなご両親のために、おそろいのリュックをプレゼントしていました。「これからも夫婦仲良く、いつまでも健康で、山登りを楽しんでほしい」という思いを込めて送ったようです。
私は、大学で美術科にいたので、絵を描くことが得意でした。そこで、両親の姿を絵にかいてプレゼントしました。この時、プレゼントした絵は今でも実家に飾られています。
自分の両親も、夫の両親もどちらも喜んでくれ、良かったと思っています。