新郎新婦からの手作り写真フレームプレゼント
結婚披露宴での新郎新婦からのご両親へのプレゼント、お手紙を読んだり感謝の言葉を述べたりして、その瞬間にご両親の涙を見る感動はプランナーとしてももらい泣きしてしまう場面です。しかし、そんな場面でご両親の笑顔を見るのもいいですよ。
結婚式では、プロが編集した写真やビデオがつきものです。ご両親にも結婚披露の感動の場面をプレゼントしますが、ここで紹介しますのは「新郎新婦からの手作り写真フレームプレゼント」です。「今日」という日を心に残すために、手作りの写真フレームをプレゼントされている場面をご紹介します。プロが編集する写真と違った味・・・その瞬間のご両親の顔は涙と笑いであふれていました。この方の思いを聞いたとき、こういうプレゼントもあるのかと素晴らしい贈り物として今も私の心に残っています。
父親がプロ野球球団Aのファンでした。幼少の頃から私を何回も球場まで連れて行ってくれ、応援という凄まじい経験をさせてくれました。そこで私が考えた父親へのプレゼントは「手作り写真フレーム」でした。A4の大きさのフレームに「私と兄弟が戯れる幼少期の写真」「前撮りの時の私のウェディングドレスの写真」を貼り、周りには賑やかに、A球団のマスコットを手書きして派手に飾りました。そして、「ここまで育ててくれてありがとう!これからもA球団を応援するね。」という言葉を添えました。
この方が披露宴の最後にお父様へこのプレゼントを渡された瞬間、お父様の顔は、涙から笑顔へ、そしてまた涙へ・・・「手作り写真フレーム」プレゼントは最高の贈り物になったと実感しました。また、このお父様は会場の方々にその写真フレームを披露され、涙にあふれていた会場に微笑ましい雰囲気を与えていたのです。大きな拍手が自然と起こったことも印象的です。
写真フレームは、写真を飾るだけのものではなく、スペースを有効に活用すれば素晴らしいプレゼントになることでしょう。この方のお父様のように野球ファンもあれば、歌手の方で大ファンがおられるのなら、歌詞のワンフレーズを写真とともに書いてあげるのもいいですね。ご両親の趣味のものを、フレームの中にあなたの作品を収めてあげるのもいいでしょう。
プランナーは新郎新婦の思いを共有して「人生最大のイベント」のお力になることをいつも意識しています。デジタルの時代にアナログの手作りプレゼントは光り輝くように思います。また、手作りの素晴らしさは、プロが編集した写真の価値に劣らない価値を感じることができるということも付け加えておきます。