感謝の気持ちを込めてお箸をご両親に
お箸をご両親に
結婚披露宴のクライマックス、ご両親への今までの感謝の気持ちを込めたプレゼント用意される新郎新婦様が増えています。特別なものもいいけれど、せっかくなので日常的に使える実用的な物を贈りたいというある新郎新婦様。いくつか提案させていただいた中でお二人がプレゼントに選んだのは、お箸でした。
日本の食卓には欠かすことができない、お箸。特別な日の思い出の品を、毎日使うことができてご両親にも喜んでいただけるという思いで選ばれたプレゼントです。
お箸は絆を深めてくれる縁起物。“箸”と“橋”を掛けて「幸せの架け橋」「愛の橋渡し」という意味があります。ご縁をつなぐ橋(箸)、夫婦をつなぐ橋(箸)として結婚された幸せなお二人にも、これまで愛情いっぱいに子育てされてこられたご両親にもぴったりだなぁと感じました。また、お箸は二本で一膳。二本揃って初めて使うことができます。お箸は共に支え合い、協力していく夫婦に例えられることも。当日は新婦様が「このお箸のように、ずっと一緒に仲良くいてね」とメッセージカードのメッセージを読み上げて贈り、会場全体が温かな拍手で包まれたのが印象的です。
新郎新婦ご両家ともこれからご両親お二人だけでの生活になるそうです。夫婦二人きりの生活でも、しっかり食事をし健康に長生きしてほしいというこという願いもこめられています。食事は生きていくために大切な要素。ご両親の健康と長寿を願う心遣いが伝わってきました。
お二人はお箸のデザインにもこだわって考えていらっしゃいました。お箸は、末広がりで縁起のいい数字「八」に掛けて八角形のものを。八角形のお箸は縁起が良いだけでなく、持ちやすいという長所もあり、ご両親への心遣いが感じられました。
また、春の結婚式ということでお箸はお二人とも桜モチーフのものを選んでおられました。職人が一つ一つ丁寧に作っている輪島塗りで、上品でありながら華やかなデザインが素敵なお箸でした。贈与の桐箱には結婚式の日付を刻印。思い出の品として特別感が出て、さらに良い贈り物となりました。
そして、お箸はコンパクトな分プレゼントとして物足りなさを感じていた新郎新婦。箸置きもセットでご用意されました。箸置きも素材やデザインはさまざまなのですが、ダイニングテーブルでの食事、和食以外でもよく合うようにガラスの素材の箸置きをチョイス。上質でありながら、よりご両親の普段の生活に馴染むプレゼントになりました。
実用的で毎日使える贈り物でありながら、今までの感謝の気持ち、そしてこれからの両親への健康と願う気持ちを伝えることができて新郎新婦様も嬉しそうに見えました。そして、心のこもったお二人からのプレゼントにご両親も大変喜んでおられました