新郎新婦の深い思いが詰まった「名入り万年筆」
とその万年筆で書かれた感謝状
「名入り万年筆」と
その万年筆で書かれた感謝状
新郎新婦はいろいろな両親へのプレゼントを考えられます。手作りで心のこもったプレゼントが多いですが、ここでご紹介しますのは「万年筆」です。最近ではあまり見慣れなくなりましたが、万年筆は今でも健在です。また、この新郎新婦のご両親は、それぞれ日記をつけておられたという偶然も重なったようです。
名入り万年筆は、よく贈呈品としてプレゼントされますが、この新郎新婦さんが考えられた理由は次の2点があるようです。
・日記をぜひこの日のプレゼントの万年筆で書き続けてほしい
・(何回も書き直したけど)私たちもその万年筆で書いた感謝状を贈りたい
披露宴の終盤、新郎新婦がこのプレゼントを渡されたときに、新郎がご両親に向けた言葉をいわれたことが印象的でした。「おやじ、おふくろ、二人が書く字を見てるとうらやましいし、親譲りの俺もよく「字がうまい」と褒められる!この万年筆にはそんな俺の魂も入っているから。ありがとう。」新郎さんからのご両親への言葉は、きっとご両親の心に響いたことでしょう。
家族とはいえ、それぞれのプライベートがある中で、双方のご両親が日記をつけ続けておられることを知っておられたということは素晴らしいことだなあと思いました。何でもオープンにされているご家庭で育ってこられたことが想像できたのです。
また、新郎新婦が感謝状をその万年筆で書いて渡されたことは、ご両親にとっては大きな喜び、思い出としていつまでも心に残ることでしょう。「巣立ち行く我が子の直筆での感謝状」・・・思いは必ず伝わることでしょう。そして、その万年筆で文字を書かれるときには、いつも我が子のことを思い出されることでしょう。
万年筆はその名の通りいつまでも使える逸品です。プランナーが見るご両親へのプレゼントでは、いつまでも使えるものを選ばれるのには意味があると思います。この新郎新婦のプレゼントは、普段の筆記具でありながらも、結婚しても「いつもそばにいるよ!」という思いが込められているからです。ですから、カバンやサイフなどに名まえを入れて渡される例もあります。ただ、万年筆は「万年使える」という点では上回りますね。
プランナーという仕事をしていますと、この職を選んでよかったと思います。いつも感動の連続だからです。その感動を与えてくれるものの一つが「新郎新婦からご両親へのプレゼント」です。新郎新婦さんの最大の思いが詰まったプレゼント!ご両親の喜ばれる顔が次々に思い浮かびます。