両親の肖像画
新郎新婦から両親へのプレゼントは花束などが定番ですが、他にもオリジナリティあふれる物が増えています。自分たちの結婚式でも何か気の利いたプレゼントを考えたいですよね。過去の結婚式で印象に残っている贈り物は「両親の肖像画」です。
肖像画の良さは、写真と違ってその人の雰囲気や人柄を出せることですよね。プレゼントに似顔絵を選ぶ人も多くなっていますが、コミカルなタッチよりもシックなものが好きなら断然肖像画がオススメです。この結婚式でもプレゼントをもらったご両親はもちろん、列席していた人たちも一緒に感動していたのが印象的でした。
さらに、新郎のお父様は早くに他界されていましたが、肖像画にはちゃんと両親が並んで笑っている姿が描かれていたのです。写真では不可能なことも、肖像画なら生前の写真を見せれば描いてもらえるのですね。お母様はおどろきながらも目に涙を浮かべていましたよ。こんな親孝行の仕方もあるのだと感激した瞬間でした。
この肖像画はとても魅力的なプレゼントだったので、どのように準備したのかあとから新郎新婦に聞いてみました。2人とも小さい頃から絵を描くのは苦手だったので、ネットで探してサンプルの写真から肖像画を描いてくれるサービスを使ったそうです。服装やポーズも自由にアレンジしてもらえて、楽しみながら準備ができたと話していましたよ。
贈られた肖像画は油絵のようなタッチで高級感がありました。新郎新婦は肖像画を贈ると決めてから、ネットで「肖像画 プレゼント」などと検索して肖像画を描いてくれるサービスを探してみたそうです。すると意外とたくさん出てきたので、自分たちがイメージしているタッチと近いものを選んだとのこと。
肖像画を依頼してから完成するまでの納期は依頼先によっても違うようですが、ギリギリになると焦ってしまいます。遅くとも結婚式の1ヶ月前までには依頼しておくのが良いですね。結婚式場への持ち込みもおそらく事前になりますので、プランナーにもスケジュールを確認しておきましょう。
ちなみに、この新郎新婦は肖像画の完成品を見てとても気に入ったので、自分たちのウェルカムボードも同じ人へ追加で依頼したそうです。新郎新婦とお互いの両親がそれぞれ肖像画に描かれていて、統一感がある演出になっていました。
結婚式のラストは、新郎新婦の隣に両親が並んで肖像画を見せながらの記念撮影。今は亡き新郎のお父様も含めて、みんなが素敵な笑顔をした写真になりましたよ。