日本酒の名前に込められた
メッセージを使って伝える新郎からのメッセージ
メッセージを使って伝える
新郎からのメッセージ
「ゲストのいる前で手紙を読むのは恥ずかしいけれど、何か両親へメッセージがこもった贈呈品を渡せたらいいな。」と打ち合わせの際に新郎からご相談を頂きました。
新郎のご両親は、美味しい日本酒を飲むために全国の酒蔵巡りをされるほど、日本酒が大好きなご両親でした。そんな日本酒好きなご両親へ、日本酒の名前に込められたメッセージを使い、ご自身のご両親へ感謝の気持ちを伝えることを提案させて頂きました。
どんな気持ちを伝えたいですかとお伺いしたところ、新郎から「これから先も幸せに過ごしてほしい、長生きをしてほしい」という2つのメッセージを伝えたいと希望をいただきました。
そこで、お酒は2本ご用意をし、2本の名前の意味をつなげて一つのメッセージになるように、お母様とお父様それぞれにお渡しをすることにしました。
1本目のお酒の名前には、「福が千歳に続きますように」といった、「幸せがこれから先もずっと続きますように」とのメッセージが込められた名前がついているもの。
2本目のお酒には、「二人で仲良く、元気に長生きをしてください。」といった意味のメッセージが入っているお酒を選んでお渡しをすることにしました。
このメッセージを伝えるために、新郎と新婦に日本酒にかけるタグを手作りして頂き、そこにこのお酒の名前に込められたメッセージを書いてもらうことにしました。 「お父さんとお母さんの幸せがこれから先もずっと続きますように。そしてこれから先も二人で仲良く元気に長生きをしてください。」と思いを書きました。
ご両親は、自分たちのために新郎がこのお酒を選んだこと、日本酒の名前に込められたメッセージを知り、日本酒を大切にお持ちになりながら涙を流して喜んでいらっしゃいました。
お父様からの最後のご挨拶の中で
「まさか、新郎からこんなメッセージをもらえるとは思っていませんでした。この新郎からのメッセージを大切に夫婦でこれから過ごしていきます。」とお父様がお話しをしていらっしゃいました。
手紙を読むのではなくご両親のことをよく知っている新郎だからこそ考えられた、思いを伝えられる素敵な贈呈の品でした。その後、新郎から聞いた話しでは、お酒は全て飲まれてしまったようですが、今もお酒の瓶だけは大切に飾られているそうです。