海外在住の新郎新婦からのアメリカ旅行チケットの目録プレゼント
アメリカ旅行チケットの
目録プレゼント
結婚してアメリカに居住予定の新郎、新婦の場合もあります。新郎はアメリカ在住で、幼馴染の新婦と結婚をされることになりました。新婦は今まで日本でご両親と生活をともにされてきましたので、そのご両親の心中は計り知れません。この結婚式・披露宴が終わればしばらくご両親とも会えなくなります。プランナーとしてもより心に残るものにしてあげたいと思ったものです。
さて、そんな新婦がご両親にプレゼントされたのが「アメリカ旅行のチケット6回分(パソコンで作成された華やかなチケット)の目録」でした。「俺たちも年に何回か帰国するけど、ぜひご両親にもアメリカへ来ていただけたら。」という新郎の強い思いで、年間パスのような形でチケットの目録をプレゼントされたのです。
その目録は、新郎の得意なパソコンを駆使された素晴らしい作品に仕上がっていました。額に入れられたチケット、その周りは新婦が趣味で取り組んでおられる「押し花」で飾られています。もちろん、お二人の前撮りの写真も飾られていました。その額の中には、新郎新婦の思いがいっぱい詰まった素晴らしい目録になっていました。
このお二人のプレゼントはアメリカ旅行2人分、6回分でしたから、かなりお金がかかります。もちろん、新郎はバリバリのキャリアでしたから、それなりに稼いでおられるのでしょうが、プレゼントとしては高額です。しかし、新婦のご両親は、きっと、それ以上のお土産を持ってお二人の新居を訪れられるでしょう。
1年経って、お二人の帰国に合わせてお礼にきていただきました。その時、目録のことを聞きたいなと思っていました。新婦は「この1年で私たちの帰国が今回を含めて4度、両親が来てくれたのが2度ありました。2ヶ月に1回は会うことができています。帰省などにとらわれず、会いたい時に行き来できるので、両親も喜んでくれています。」
私は、新郎の力量、新婦への思いがすごいことをあらためて感じました。こんなプレゼントをされる方を見たこともありませんでしたし、今十分満足された表情でおられる新婦を見て、寂しさを感じさせない様子に安心したものです。ご両親もきっと喜んでおられるだろうなあと思います。
いろいろなご両親へのプレゼントを見てきていますが、この「目録」というプレゼントの中には、新郎から、新婦のご両親への強い思いが込められているように思います。お金はかかりますが、お金以上に新郎が考えられた最高の心配りを感じました。